使用年数や頻度をチェック
オフィス向けのパソコンを選ぶときに気にしたいのが堅牢性です。
一見きれいそうに見える中古パソコンの中には、見た目の状態がよいだけで
かなり使い込みがされており、短い期間で故障症状を起こしてしまうようなケースがよく見られます。
パソコンの耐久度は、ズバリ使用した年数や頻度によって決まります。
どれだけハイスペックなパソコンを選んでも、中古として売却されるよりも以前の使用者が
四六時中使い続けるようなハードな方法で用いていたり、重いアプリケーションを高い頻度で
利用していたような場合には、かなり内部の構造は弱っていると思った方がよいようです。
中古として購入する他にも、パソコンのスペックを自分で向上させたときにも注意が必要です。
マザーボードやCPUを自分で交換するようなことはあまりありませんが、内蔵のHDを自分で
空きスロットにつけたり、メモリを増設したりすることはよくあります。
HDやメモリの増設の場合、規格さえあっていれば特にメーカーを気にしなくとも
簡単に作業はできてしまいます。ですが、一見簡単に思える自分での増設でも、
正しい手順をしないことにより内部にトラブルをおこす原因としてしまうことがあります。
増設をするときには、電源オフや静電気対策など、怠らずに丁寧に行うようにしましょう。
落雷による故障
また、増設を正しく行ったとしても、長期的に使用していると
どうしても動作が遅くなったりおかしな画面が見えるようになったりします。
特に注意が必要なのが、近くの地域で停電や落雷が起きたときです。
特に落雷に関しては、ごく近くに落ちたりした時ケーブルで電流が大きく乱れてしまうことにより、
パソコンの機能が著しく損傷を受けてしまう場合があります。
オフィス向けの落雷対策グッズや急な停電時には待機電力を使って持ちこたえるような機器も
販売されていますが、それらのグッズはパソコン本体の価格に比べてかなり高価なので本格的に
導入している企業は少ない状態です。
できることならそうした対策グッズを社内に備えておき、
落雷時に一発破損というような最悪の事態が起きないように工夫をしておきましょう。
レンタルなど外部からパソコンをレンタルしている場合には、基本的には落雷や停電による故障は
不可抗力として交換をしてくれるようになっています。
ですが作業中や保存中の大切なデータは一度失われると戻ってこないものなので、
やはりできればセキュリティグッズだけは自社で備えておきたいところです。