パソコンが普及しない理由
2012年10月にwindows8が導入されて長い時間が経ちましたが、
企業におけるパソコンではほとんど普及していないのが現状です。
企業においてパソコンは欠かせない業務用の機器ですが、一人一台が
あたりまえの使用状況ではOSを全てアップデートするのはかなり大変です。
社内向けにシステム開発が行われた経緯がある場合などは、
新しいOSでは対応ができないということもあり、なかなか発売と同時に
アップデートに踏み切るというのは難しいようです。
2013年6月時点の世界的なOSのシェア調査によると、
Macを含む全てのパソコンに対して最も多く使用されているOSはWindows7の約50%程度で、
継いでWindowsXP、MacOSXとなっており、第4位にようやくWindows8が藤蔵してきます。
かろうじて不評OSであったWindowsVistaを上回る程度のシェア数となっており、
全てのパソコンの中でみると5~6%程度しかないという結果になっています。
驚きなのはWiondows8のシェアの低さよりもWindowsXPが
いまだに20%近くもシェアを維持しているという点で、中小企業など小規模事業所では
まだまだXPのみで業務を行なっているということもよくあります。
これはパソコンそのものが安くても高性能のものが購入できるようになったことにより、
それほどパソコンに負担をかけないで行う仕事の場合にはかなり長く同じパソコンを
使用することができるようになったということが関係しています。
タッチパネルによる操作
Windows8の普及が進まないもう一つの原因が、
タッチパネルに対しての利便性を追求した機器であるという点です。
つまり、XPからVistaやWin7に以降する場合はある程度スペックのあるパソコンを
使用していればそのままハードを使いまわすことができたのに対し、Windows8ではタッチパネルに
対応できるような機器を買い直さなければその機能の多くを使いこなすことができません。
タッチパネルを使用しないWinndows8はそれほど魅力的なOSではなく、
そのためにシステム全体を変更するほどのことはしたくないというのが企業側の意見となります。
また、業務用のパソコンの場合すでに従業員全体がある程度パソコン操作のリテラシーを
全体的に高く保っているので、タッチパネルによる操作の簡便性はあまり必要とは
感じないということもあるようです。