現在購入できるデスクトップパソコンには、いくつかケースの大きさに種類があります。
フルタワー
サーバーやワークステーションなどの高スペック・高容量が必要なパソコンでよく使われるサイズ。
特に何センチ以上が「フル」というきまりはないが、HDや拡張用のベイが複数あることが特徴。
大型多機能のマザーボードやグラフィックカードなど様々なものが取り付け可能なので、
3DCADやグラフィックアート系の専門業務などでよく用いられている。
ミドルタワー
現在家庭用で「デスクトップパソコン」と呼ばれているタイプ。
縦に高く奥行きもそれなりにあるので、設置するためには専門のパソコンデスクやラックを
購入した方が無難。価格面ではノートなどと比べて同スペックでもかなり安く、
その気になればあまり詳しくない人でも中身の拡張を行うことができる。
ミニタワー/マイクロタワー
ミドルタワーと比べてかなりコンパクトなサイズで作られたデスクトップパソコンのこと。
スリムタワーと呼ばれるミドルタワーよりもやや細身のサイズもあるが、現在主流となっているのは
B5~A5版程度くらいまで小さくなった筐体のもの。
置き場所が少なくてすみ、静音設計もされているのが特徴。
名称の区別はスリムタワー>ミニタワー>マイクロタワーの順で区別されている。
キューブ
非常に珍しい正方形の形をしたパソコンのこと。
かつて2000年7月にApple社から「G4 Cube」というタイプが販売されたことで人気になった。
製品そのものに備わっていた不具合のため、1年程度で生産中止となってしまったという過去がある。
ただしデザイン性では大変優れているため、今も自作マニアたちの間では
あえてこのキューブタイプの箱を使って組立を行う人が多い。今のところよほど専門的なBTOを
受付してくれる企業でなければ、製品版としては購入することはできないようだ。
デスクトップパソコンのメリット
デスクトップパソコンの最大のメリットはなんといっても拡張性があって、
あとから機器を追加できてしまうことです。また、比較的安くて高スペックな性能を持たせることが
できるので使用場所を固定して専門作業を行う人ならデスクトップパソコンは最もよい選択になります。
また箱が大きいので通気性がよく、ノートパソコンのようにバッテリー寿命を気にする必要もありません。
一般向けの場合、動画編集やネットゲームをするときにはやはり高スペックのデスクトップパソコンは
1台用意しておきたいところです。